最初に、確認する版と担当をそろえる
初稿に「ルームツアーA・初稿1」などの版名を付け、URLやファイル名と一緒に確認表へ記録します。途中で動画を差し替えたら、どの版への指摘かを引き継ぎましょう。時刻だけのメモは、編集で場面が移動すると対象が分からなくなります。
社内では、仕様を照合する設計担当、出演・公開範囲を確認する担当、意見をまとめる広報担当、最終的に公開を判断する人を決めます。一人が兼ねても構いません。外注先にも、判断を待つ項目と、確認済みの資料を伝えます。
住宅の説明・映り込み・案内先を確認表にする
PLOT WITHでは、次の表を動画ごとに用意し、担当者名と確認結果を加える方法を提案します。空欄を合格扱いせず、「確認済み・修正・要確認」を記入します。以下は運用を考えるための例で、YouTube公式の審査表ではありません。
表は左右にスクロールできます。
| 対象 | 見る点 | 照合先 | 判断者の例 |
|---|---|---|---|
| 仕様・説明 | 数値、単位、適用条件、発言の前後関係 | 対象物件の図面・承認済み資料 | 設計・施工担当 |
| 人物・映り込み | 顔、表札、郵便物、反射、公開範囲 | 出演・撮影・公開に関する確認記録 | 施主等との確認担当 |
| 音声・文字 | 固有名詞、数値、読みやすさ、聞き取り | 名称一覧・物件資料・実際の音声 | 広報+内容の担当者 |
| 画像・音楽・図面 | 使用する素材と利用条件の一致 | 許諾やライセンスの記録 | 素材を手配した担当 |
| タイトル・案内 | 本編との一致、リンク先、受付状況 | 本編・現在の見学案内ページ | 広報・受付担当 |
住宅の仕様は、対象物件の図面や承認済み資料と照合します。自社の標準仕様と撮影した住宅の仕様が違う場合もあるため、数値だけでなく対象や条件まで確認します。編集で前後の発言が切られ、説明の意味が変わっていないかも見直してください。
YouTubeの個人情報保護の案内は、他人を撮影するときや個人情報を投稿するときに、事前の許可を得るよう求めています。住宅動画では、顔や表札、郵便物、書類、鏡や窓への映り込みも確認候補にします。ぼかしを入れたことだけで公開可能と決めず、確認した範囲を記録しましょう。
映像内の文字と、YouTube字幕を別々に見る
動画に焼き込まれたテロップと、YouTubeの字幕機能で表示する文字は、別々に確認します。映像内の誤字を直す場合は編集データ側の修正が必要です。YouTube上の字幕を編集しただけでは、映像内の文字は変わりません。
YouTube公式ヘルプは、自動字幕の内容を確認し、誤った文字起こしを編集するよう案内しています。会社名、地名、設備名、数値・単位を音声や確認資料と照合しましょう。アップロード直後は自動字幕の処理が終わっていない場合もあるため、未確認のまま完了欄へ進めません。
スマートフォンでも、図面の注記が読めるか、説明中に文字が消えないか、音楽で声が聞き取りづらくないかを確認します。問題があれば「文字を大きく」だけでなく、読めなかった箇所と表示時間を伝えます。
修正依頼には、時刻と理由を添える
修正は「版・時刻・対象・理由・希望」の順で書きます。数値や名称の正解が確定していなければ、要確認として担当者を記入します。編集者に推測で埋めてもらう形にはしません。
社内の意見が食い違う項目は、窓口で判断をそろえて返します。その際、公開前に必要な修正と、表現上の希望を分けましょう。希望は意図を伝えたうえで、制作担当に別案を求めることもできます。
修正版を見直し、公開する版を記録する
修正版が届いたら、指摘箇所を確認表と突き合わせます。切り直した場面は前後も再生し、音声の途切れ、字幕のずれ、説明の抜けを見ます。タイトル・サムネイル・説明欄のリンクも、公開する内容と組み合わせて確かめてください。
最後に、公開する版の名前またはURL、確認した人、確認日、残っていた項目への判断を残します。公開前に必要な修正や判断待ちがあれば、そのまま公開せず、修正・表現の変更・該当場面の見送りを決めます。承認後に内容を変えたときは、変更箇所を再確認します。
確認と修正の日程を制作計画に置く方法は、投稿頻度と公開スケジュールの記事で整理しています。外注先を探している段階なら、運用代行の担当体制を比べる確認表で、誰が何を確認して返すかを商談時に聞いてみてください。

